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姫路・花こま25周年、こまの会35周年記念公演に行ってきました。 [日記]

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姫路のこまの会の会員は、50名。入れ替わり立ち代わり、出し物が演じられる。とにかく、大勢の人が舞台に出演していて、一人2~3の演目に出演されているようでした。日本の音楽だけでなく、韓国のサムルノリ教室の発表もあり、沖縄のエイサーなど、内容も幅広い民族音楽を披露されました。
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2部の、佐倉義民伝は、幕が開いた途端、わ~!綺麗!って声が出そうな、バックの絵が美しい。労音のメンバーの一人でもある松本さんが書いたのだそうですが、かなりの職人肌らしく、多くの方から作成中のエピソードを聞きました。聞けば、頭も、阿波の人形師に彼が習いに行って、作り方を伝授、教えてもらって形にしたのだと!何もない所から、形にしているのですから、大したもんです。ちょうど、昼の部の休憩時間に会場に入れたので、私は夜見る予定でしたが、受付で、満席で座布団あげるから、通路の階段で見て!とチケットとパンフと座布団を渡され、昼も見ることができました。昼の部では、頭のひもが、片方切れたというアクシデントもあり、流れをこわさずに演じるのが精いっぱいな部分もありましたが、大きな影響もなく、対応して演じていました。初めて見る人にはあまり気が付かない人もいるくらいでした。語りの藤尾さんも気合が入った感じの弾き語りで、見事初演の舞台を語りきりました。弾き語りで語れる人は少ないので、今後は、貴重な存在となるでしょう。
昼の公演を見ていて、長年、車人形をやってきた私が気が付いたことは、夜の公演の前に一言、伝えなければならないと、舞台裏へ回り人形を見せてもらい、花こまのメンバーへ会いに行きました。私が気になったのは、宗吾の頭の向け方が、甚兵衛を見すぎて、頭が横顔ばかりになりがちな動きになっていること。顔は、基本的に正面を見せておいて、話しかけた最後のセリフで相手に顔を向けるのが基本の動き。横を向いたままではなく、正面に顔を戻して、次のセリフでまた語尾で顔を向ける。そうしないと、話している相手を見っぱなしでは頭の動きが小さくなり、また、動きようが無くなるのです。せっかくのいい人形の顔が横顔ばかりでもったいないと!それを伝えに行って話したら、そう今言われても出来るかどうかわからない・・と、人形の手直しもやらねばならず、精神的にイッパイイッパイだったのか、ちょっとムッとされたようでしたが、私も「労音車人形の会」の代表としてここに来ているからには、それを黙って見過ごすわけにはいかなかったので、言わずにはいられません。
そんなことがあって、夜の公演は、私がアドバイスしたことを、受け入れてくれたようで、人形の顔の向きを気にしていい感じで演じていました。藤尾さんの弾き語りも、夜の公演の方が、2回目ということもあり、落ち着いて語れたのか、メリハリも出てきて、より迫力のある弾き語りになっていました。頭から、大道具、小道具、衣裳すべてが手作りの車人形の舞台は、多くの方々が関わり、協力されて作られていました。そして北は北海道、南は沖縄まで、多くの仲間がここに集結し、花こまの初演の舞台に立ちあいました。「佐倉義民伝」・・闘う人々が連帯を確認し合うにふさわしいこの作品で!

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