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平井澄子先生は先駆者!平井先生から始まった~初めてづくし

日本初の女流能楽師。山田流琴の家に生れながら、生田流の琴をも習いに行ったという。いいものはいい!邦楽の世界のあらゆる垣根を取り払い、日本の音楽を学んだ上、家元に行かなくても、流派にこだわらなくても、邦楽をもっと、身近に楽しんでもらいたい想いで、調子を合わせるだけでも、3年かかると言われていた三味線や箏を、初めて働く人にも教え、半年や1年でもある程度理解でき、弾けるようになると、邦楽を五線譜に書き換えて教えた。箏を椅子で座って弾くための立奏台も、平井先生がいち早く利用されたとか。「新曲・さくら」は、日本で初めて、邦楽楽器をオーケストラ形式に並べて合奏させ、合唱までつけた曲であろう。曲の作りは、ある意味、ベートーベンの第九を思い起こすような作り方である。NHKの紅孔雀や笛吹き童子に、それまでは無かった日本の楽器を使った効果音を、持ち込んだのも、平井先生である。労音との出会いは、50代過ぎてからですから、作曲、編曲はもちろん、自作、自演の弾き語りの語り物の作品群は、今なお、輝き続ける。邦楽界のシンガーソングライターでもあった平井先生。日本の音楽をやるのに、日本語が日本人に正しく伝わらねばならぬと、発声法も研究し、声を出す音楽は何でも興味を持ち、新しいことを始めるのに、遅いということは無いことを、自ら証明して、初めてづくしを更新しつづけたのです。


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